
関東平野を一刀両断。
関東平野の一番東。
それが犬吠埼だ。
岬ならではの海の広々した感じ。
白い灯台と、白いポストが印象的。
昭島からだと本当に関東平野をまっぷたつと言わんばかりに走らなくてはいけない。
片道180kmという距離はちょっとゲンナリする。
脚力に応じて輪行を使って行きたいところ。
今回の紹介ルートでは犬吠埼から少し南下して九十九里の海岸も少し走っている。
この海の向こうには、アメリカや南米があると思うと、やはり太平洋とは壮大だなぁ、なんて思いつつ。
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犬吠埼といえば日の出を見に行く場所。
なぜかそういうのが定番らしいので夜の内に出発して、朝に到着することを目指す。
ナイトランのメリットは、交通量が減ることだ。
とくに都心を横切らねばならないこのルートの場合、夜間の出発はかなり有利になる。
日の出の時刻を目指さずとも、朝の6時までに都心部を通過できるとすごく楽だ。
デメリットは危険である。
とにかく視認性が低い。
自転車側からも路面が見づらいし、車からも自転車が見えにくい。
3時間以上のナイトランでは、明るいライト、夜行ベスト(作業服屋さんなんかで安く売っている)など装備の工夫をしたい。


五日市街道→靖国通り→国道14号という手順で都心を抜けて、船橋辺りで国道296号という形で成田方面を目指します。八日市場というところで国道126号に入って、あとは銚子の文字を目指して行けば、犬吠埼の文字も現れます。
長距離を走るときには、
・通る道の名前
・分岐の地名
・目指す地名
をメモして行くといいでしょう。
お金の力を使ってGARMINを使っても良い。
写真は謎のハニワさん。
成田の少し向こう辺りにある。
予定よりも早く日の出がやってきてしまう。
まだ、全然海に着いていない。
まあ、それはそれで良い。
成田を越えると、田舎の走りやすい道になる。ちょっとしたアップダウン。
朝のキリが畑に掛かっていて、朝焼けが美しい。良い道だ。
しかし、朝焼けがキレイということは天気は良くない。
まあ、細かいことは考えない方向で。



仕事後にすぐ出発したので眠たくなったので、道の駅にて輪行袋にくるまって一眠り。
輪行袋は簡易寝袋としてもなかなか優秀なのだ。
大して暖かくは無いけれど。
日の出を見るのは失敗したけれども、まあ気にしない。
銚子が近くなると風車と水田などの景色も楽しめる。
成田より東の房総は素敵だ。
日本らしくない広大な雰囲気の海沿いの信号のない素晴らしい道で犬吠埼を目指す。
銚子の市街を通る方法もあるようだが、今回はまっすぐ犬吠埼へと。
地球展望館なんていうウキウキするフレーズの看板も現れる。

地球展望館なんかがある。
資料館は9時オープンということで入れず。
地球が丸く見える丘ということでてくてく登る。
ビンディングでも問題ない。
地球は丸いなぁ、でも、どこでも見れそうな普通の海だなぁとか思ったりしながらのんびりする。




犬吠埼灯台は白い。
なんとも潔いような、すっきりと気分が晴れるような印象を受ける。
なかなか見応えがある。
有料だが中に入って、灯台の上にも登れるらしい。ビンディングだと階段は登りにくいだろうから、外から眺めるだけにした。
手前の白いポストもカッコイイ。
カッコイイ消印を押してくれるらしいので、大切なあの人に絵葉書を送ったりしても素敵だろう。

灯台の裏の遊歩道も気持ち良い。
地球は丸いのだ。
なんともホクホクした気持ちになれる。

犬吠埼駅。
風流だ。
駅に限らず町全体としていい雰囲気が多い。
特に海沿いの漁村の路地なんかは少し探検してみると古き良き日本の村と言わんばかりの良い雰囲気。


南下して九十九里ビーチラインなんかを走ってみる。田舎出身だからか、田舎の道は癒される。
房総は実に良い。
海沿いの道は海風がつらいことも多いようだ。
太平洋自転車道は海風、砂などで少々走りにくい区間もあるが、一部だけでも走って写真を撮りたいところ。






走り飽きたところで、海鮮の定食を食べて、近くの駅から輪行で帰ることに。
輪行の最大のメリットは走りたいだけ走って、飽きたら電車で帰れるというところ。
都心部は輪行はしづらいので、荒川の近くで下りて、荒川のサイクリングロードを経由して、スカイツリーの写真なんか撮ったりしつつ。
富士見市辺りから所沢を通って、多摩湖を通って帰宅。
何やかんやで250kmだかの距離になってしまったが、日が沈む前に帰宅できた。
ナイトランは、体力的な問題や、夜間の視認性の悪さなどデメリットは多い。難易度も高い。
それでも、ナイトラン+輪行をマスターできれば、一応日帰りで関東平野を横切るということができる。
もちろん、車や電車で走行距離を縮めれば、犬吠埼は誰でも行ける。
少々交通費はかかるが、成田エクスプレスという大きい荷物を持ち込める特急電車や、リムジンバスだってある。
外房は遠いからと敬遠せず、ぜひ一度は行ってみると楽しいでしょう。
まあ、そんな感じの犬吠埼でした。
Akishima
Jitensha
Biyori
© NEZUMI FUKUDA