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”富士には月見草がよく似合う”

太宰治『富嶽百景』より

 

大文豪、太宰治が名作『富嶽百景』を執筆したのが、今回紹介する御坂峠

山梨県の甲府盆地と富士山の間にある峠だ。

ずどんと富士山と河口湖の美しさが広がる峠の茶屋。

そこで太宰治は書いたわけだ。

「別に小説なんか興味ないもん」

まあ、そんなこと言わずに。

大文豪が感動した名景を眺めに行きましょう。

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輪行で行く? 自走で頑張りまくる?

 

普通の人は輪行でしょう。

高尾から西は乗客が少ないので輪行初心者でもトライしやすいと思います。

高尾まで自走で、輪行してっていう形。

 

輪行で甲斐大和あたりまで行ったら、御坂峠を目指す。

そのまま道志みちで帰ってきてもいいし(約130km)

不安な人は大月あたりまで走って輪行で帰ってきても良い。

 

オール自走は距離だけで言えば200km程度と、何とかなりそうな距離ですが。

御坂峠自体、高低差900m近いなかなかの良い峠。

健脚ならぬ豪脚が必要です。

一応、話のタネ程度に挑戦すると面白いです。

 

自走で行くなら、柳沢→御坂→雛鶴or道志みちですね。

国道20号だと少々面白みが減ってしまいますので。

12時間で走れれば十分強者ですね。

輪行の方は、甲斐大和駅→御坂峠→道志みちで帰るルートです。

あるいは富士河口湖駅から輪行で帰ってきてしまっても十分楽しいです。

​詳しくはこちらからRide with GPSのマップもご覧下さい。

輪行ってどうやるの?

別にやり方は決まっていません。

周りの人の迷惑にならなければ大丈夫です。

僕は手抜き輪行なので、

 

①車体をひっくり返して、前輪と後輪を外します。

追記です。

写真のこのやり方だと、ディレイラーが傷みます。
車体を上下さかさにしたままやるのが正解です。

 

フレームにホイールをくくりつけます。

バンドが無い時は手ぬぐいで縛るだけです。

 

カセットスプロケット(後輪のギヤ)を内側にすると、フレームに傷が付きやすいので外にします。

電車の中では、他の人に当たらないように自分の身体の方にカセットが来るように持ちます。

③袋をかぶせます。

 

持ち運びはサドルを持っていましたが、最近、電車の規則が変わってサドルを外に出してはいけなくなりました。

そんなわけで、最近はサドルは外に出さずにフレームを手で直接持っています。

 

もちろん、これは手抜き輪行ですので、ホイールがぶらぶらしてフレームに傷が付いたりします。

必要に応じてフレームを守るためのタオルや、エンド金具などを利用しましょう。

 

でも、どうせ電車内では自分の手で持っているので、そうそう壊れたりはしません。

④一番前か後ろの車両の端っこに行きましょう。

エンド金具があると自立するので楽です。

 

田舎の電車だったら、ほとんど乗客はいないので、あまり深く気にしなくても大丈夫です。

 

ただし、混んでいる電車の時には、周囲の迷惑にならないよう工夫しましょう。

原則として、混んでる電車はしないほうが良いです。

 

裏技としてはホイールバッグを別に用意すれば、さらに楽に安全に輪行が可能になります。

荷物が少し増えてしまいますが。

 

とにかく変速機まわりが一番壊しやすいので、そこだけ周囲に当たらないよう気を付けましょう。

さて、甲斐大和駅に着きましたでしょうか?

 

着きましたら、自転車を組み立てます。

前後輪をはめるだけですが。

組み立てたら、すぐに本気で走り出さず、きちんと自転車が動くか試運転してみて下さい。

 

問題なければ、適当に人に道を聞いて、国道20号に出ましょう。

あとは、標識に「御坂」「富士河口湖」という文字が現れるまで走って、標識どおり御坂を狙いましょう。

 

もちろん、20号じゃなくて裏の果樹園の道なんかを走るのもアリです。

果樹園の道は気持ち良いです。

これぞ、YAMANASHIって感じがします。

 

丘陵地と言わんばかりのアップダウンが地味に疲れますが。

それでも、雰囲気がとてもよく走っていて気持ち良い道です。

 

のんびり巨峰を食べて帰るっていうのも良いような気もします。

でも、今日は頑張って御坂峠しましょう。

しばらく行くと、国道137号線に入ります。

御坂峠に行く道ですね。

 

だらだらした長い坂が続きます。

 

紅葉の季節が楽しいですね。

寒くなる前に行くのがポイントです。

結構な標高まで登るので、秋に行く場合は防寒装備には気を付けましょう。

 

橋があったら写真を撮るとキレイなところが多かった気がします。

しばらく登り続けると親切な看板が左に現れます。

天下茶屋は旧道の方にあるのですね。

新道はトンネルになっています。

 

旧道はつづら折りの実に峠らしい峠です。

傾斜はさほどキツくはないですが、旧道に入るまでですでに結構疲れているので、

結構しんどいかもしれません。

 

ファイトです。

峠の最後は古い暗いトンネルです。

 

路面に気を付けて行きましょう。

明るいライトが欲しいです。

 

なかなか雰囲気のあるカッコイイ素敵トンネルですよ。

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登り切ると定番の写真と言うべき風景と、天下茶屋があります。

ほうとううどんでも食べて一息ついて。

二階には太宰治の執筆した部屋ということで、記念館みたいになっています。無料なので見てみると素敵です。

 

まったく。

本当に素晴らしい景色です。

世界有数の名景でしょう。

圧倒的すぎます。

写真はくもっててキレイに富士山見えてませんけどね。

本当にここは最高です。

 

帰りはそのまま河口湖の方へと抜けて行きましょう。

 

河口湖から先は、写真を撮っていないので、あまり深く説明できませんが。

 

道志みちに行く場合は、

富士吉田→山中湖→道志みちという順番ですね。

 

道がよく分からないし輪行で帰りたい人は河口湖駅を目指しましょう。

 

まあ、そんな感じの御坂峠でした。

Akishima

Jitensha

Biyori 

 

© NEZUMI FUKUDA

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