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飽きてしまったら。

  • 執筆者の写真: Nezumi Fukuda
    Nezumi Fukuda
  • 2015年9月21日
  • 読了時間: 6分

Photo at 「仲よし」in丹波山村

美味しい、多い、おばちゃんが優しいのです。

2015/09

久々に奥多摩をゆっくり楽しんできて、奥多摩バリエーションズなんて記事を書いた。

走るのに飽きてしまうことってある。

飽きてないので、僕は走り続けているのかと言えば、実はしょっちゅう飽きてしまっている。

それでも、他にやることもない、いや、やることはあるけど、まあ、走り続けていると飽きも不意に解消される。

それでも、やはり飽きることってある。

飽き対策としては、ベタな手ではあるけれど、食を狙うっていうのは良い。

でも、真面目にコツコツ計画を立てて計画通りきっちり走るっていうタイプの人間でもない。

それに自転車の場合、ごはんのタイミングっていうのは難しい。

お昼ぴったりに狙ったところまで行けるとも限らない。

そんなわけで、僕は、出来る限り気になるごはん屋さんを探して走るということを心掛けてみている。

Photo 「ふるさととお花」at 柳沢峠に行く途中。

ヤマメ定食がおすすめ。

おばあちゃんち、ふるさとに帰ったような気持ちになれる店内が素晴らしい。

特にさびれた食堂っていうのは抜群に良い。

どうしても今の時代、コンビニやチェーンのレストランっていう便利なものが出来てしまったから、自動車の速度だとさびれた食堂なんて目に留めもしない。

自転車の速度っていうのは、そういう意味で程よい。

ただ、その手の食堂では、うどん、そばは冒険だ。

ただの冷凍麺という場合が多い。

まあ、それはそれでおいしいんだけれど。

どこでも食べられそうな生姜焼き定食や唐揚げ定食が良い。

普段は食べないような濃い味付けの場合が多いけれど、汗をかいた後だと実においしい。

あとは写真を撮るっていうのも良いと思う。

ロードレーサーの人って、走るために走るから写真とかまったく撮らないっていう人も多い。

別にそれはそれで良いと思う。

「写真を撮ってFacebookで自慢するために走ってるわけじゃない」

そんな硬派な走り方も嫌いじゃない。

実際、僕も昔は写真を撮らなかった。

学生時代、日本をいろいろ走っていたころは撮らなかった。

それこそ、「写真を撮って誰かに自慢するために走っているわけではない。僕は僕のためだけに走っている。写真に撮らないと忘れてしまうようなことなら忘れてしまっても良いことなのだ」なんて考えていた。

あとは、単にデジカメを買う金があったらご飯を食べたいという現実的な理由もあった。

アルゼンチンに行ったときに始めてデジカメを買った。

アウトドア用の防水デジカメ。

これが素晴らしいのは落としても壊れないのはもちろん、ポケットに入れて汗で濡れても良いのだ。

だから、気軽にすぐに写真が撮れる。

自転車ほど汗をかく運動っていうのも少ないだろう。

あとは、MTBにも手を出すっていうのもおすすめではある。

家の中で置く場所に困るっていうのはあるけれど。

ただ、冬場の暇つぶしに良い。

それにMTBはコーヒーセットなんかを持っていて友達とのんびり過ごすっていうこともしやすい。

ロードでコンビニの前でおじさんがたむろするのはいまいち絵としてかっこよくないけれど。

MTBで山でおじさんたちがコーヒーなんか沸かしているのは割とかっこいい。

MTBじゃなくてロードでも人と走りに行くっていうのは良い。

ただ、人と走りに行くばかりで、一人で走らない人は、自分と足の合う人と予定が合わないと走りにいけない。

大人になって人と予定を合わせるなんて難しいし、それが自分と足の合う人なんてめったにない。

一人で走るっていうのは、長く自転車という趣味を続ける上で大事なことだと思う。

もちろん、人と走りに行くのはとっても楽しいし、良いことだけど。

でも、MTBは購入資金、置き場所は何とかなるにしたって。

走れるルートっていうのが本当に見付けにくい。

MTBのルートって公開してはいけないことになっている。

一般道でも自転車乗りがあふれて事故が起きて社会問題になっている。

ましてや道幅のせまい登山道に自転車が溢れると困る。

山で転落事故をするとヘリコプターがとんで100万円以上請求される。

金の問題だけじゃなく、みんな迷惑する。

僕もこのサイトでMTBのルートは書いてないのはそういう理由だ。

「ある程度走れる人ならルートも誰か人づてに聞いて知っているはず。或いはルートを知っている上手い人と一緒に行くはず」

MTBはすごく面白いのだが、敷居の高さはいつまで経っても下がらないのはそういう背景にある。

余談だがMTBが普及するには、入山料を登山者からもMTBライダーからも取ってしまうべきだ。

海外の国立公園では入園料がかかるのは当たり前、普通のことだ。

もちろん、金の問題だけじゃなく、日本にはMTB向けの木のない、なだらかな丘というものがほとんどないという背景もあるにせよ。

パークレンジャーという仕事が日本にもあっても良いと思う。

宿泊費、飲食費で稼ぐんじゃなく、アウトドアを楽しむためのフィールドを整備することがお金につながるような仕組みが必要だ。

そういう問題は実はMTBだけじゃなくて、ロードの方にも言える。

山岳から抜けて市街地に入って、家までの距離をダウンがてら流していると、目を血走らせて走るおじさんがいたりする。

これが少数なら良いけれど、どんどん増えている。

市街地でトレインまで組んで、国体出場でも狙ってるのかと言わんばかりの人々がいっぱいいたりする。特に東京は多い。

ショップジャージを販売して、宣伝するのは資本主義の自由だけれど。

ショップジャージの誇りを背負ってトレインを組んで市街地の道路交通を阻害するというのは公共の福祉を妨げるのでいけない。

「じゃあ、税金で道幅を広げてくれ。自動車だけじゃなくて自転車も走りやすい道にしてくれ」

そういうけれど、自動車は自動車税、ガソリン税を払っているのだ。

自転車は消費税しか払っていない。

残念ながら道幅を広げるのは難しいだろう。

じゃあ、自転車税を徴収するかと言えば、ママチャリの人は嫌だと言うだろう。

そりゃ、時速十キロも出ないママチャリから言わせれば、歩道を走ってもさほど危険はないのだから。

むしろ、道が広がって車道を走れと言われても、ママチャリで車道を走るのは怖い。

世界のSHIMANO先生はツールドフランスへの機材提供にお金を使うのも良いけれど、そういう社会貢献にもいくらかお金を使っても良い気はする。

ボランティアしろってわけじゃなくて、長い目で見れば、スポーツバイクが走りやすい環境を整えてユーザーが増えるっていうのは企業としても素晴らしいことだろう。

まあ、そういうのをあれこれ含めて。

質の良い自転車乗り、ジェントルマンチャリラーが増えると良いなと思ってる。

単なる趣味でやってるサイトだけれど、いくらかそういうことに役立てれば良いなとは考えている。

自転車って良い乗り物だから、みんなが走りやすい世界が来てくれたらいいな、って。

まあ、そんなこんな。

 
 
 

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